レポート

【活動報告】フライパンパン体験会〜親子で学ぶ「もしも」のごはん〜

2025/08/21

こんにちは。日々のパン運営事務局 高橋です!
来る9/1は何の日か、みなさんご存知ですか?

そう、「防災の日」です。
防災の備え、しておかなきゃ、、持ち出しバッグの用意ぐらいはできているけど、他にどんな備えが必要なのかな。子供たちとも一緒に考える機会があったらいいな。そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
ないに越したことはない “万が一” ですが、知っておくことで非常時にも家族が安心して過ごせたり、被害を小さくできたり。
そんな「防災について考えるきっかけ」になれば、という想いをともにする3社で今回のイベントを企画・開催しました。

丸の内studioBでイベントを開催してきました!

夏休みも後半、丸の内でのイベントに12組の親子のみなさんがお集まりくださいました。

フライパンパン体験会 〜親子で学ぶ「もしも」のごはん〜
デイリーストックアクションの池上沙織さんと共同での開催です。
後援に株式会社オープンハウスグループ。
協賛に江別製粉株式会社様、株式会社紀文食品様、 株式会社新進様、 クリロン化成株式会社様、 サーモス株式会社様 、日仏商事株式会社様とついてくださいました。ありがとうございました。
ご参加は大人12名、お子様29名となりました。

みんなで常温保存できる魚肉ソーセージにパン生地をまきまき。

イベントの内容

  • フライパン1つでパン作り (日々のパン)
  • ローリングストック&備蓄術セミナー (デイリーストックアクション)
  • 「おうちのセーフティーゾーンはどこ?」クイズ (オープンハウスグループ)

それぞれいつもお伝えしていることをぎゅっとまとめてお伝えしました。

デイリーストックアクションと株式会社オープンハウスグループが制作したパンフレット

フライパンでパン作り、防災パンについて

日々のパンからは、いつもお伝えしている「防災パン」。
パンをフライパンで焼けるようになっておくととても便利なんです。急には焼けないから、日常的に焼いて練習しておいて欲しいと思っています。
防災パンについてはこちらに詳しく書いてありますので、この記事を読んでくださっている皆様もぜひお目通しください。

本当は「カセットコンロの使い方」もみんなでやってみたかったのですが、室内でカセットコンロが使える会場がなかなかなく、今回はIHを使っての焼成をデモンストレーションでご覧いただきました。フライパンはサーモス様にご提供いただいたものです。

常温保存ができるレトルトのハンバーグを乗せたパンと魚肉ソーセージパンの成形、袋でのパン生地作りをご体験いただきました。パン生地はお家にお持ち帰り。お家で焼いてもらいます。いざ、家で家族だけでうまく焼けるのか?チャレンジです!
うまく焼けても焼けなくても、これを体験しておくことが大事。もっとこうしたらよかったかも、こうしたら家族が好きなパンになりそう、など、いろいろ発見があるはず。チャレンジしてくれたみなさんはどんなパンが焼けたか、ぜひインスタグラムで@365_hibinopanをメンションして見せてくださいね!

使用した粉は江別製粉様で製造していただいている日々のパンオリジナルのパン用ミックス粉「麻衣子のMy粉」。イーストと水があればパンを作れる優れものです。味を気に入ってくれたお子様が、プレーンのパンを何度もおかわりしてくれてのが印象的でした。使用したのは日仏商事様のインスタントドライイーストサフ。赤いラベルものです。こちらは3gの個包装があるのでローリングストックに入れておくのにオススメです!

袋での生地作りは洗い物が出ないので水が貴重となる災害時も便利。クリロン様の「まいにちおいしい袋」が大活躍。フライパンはサーモス様。取材も入りました!こちらについてはまたお知らせします。

在宅避難、耐災力について

なかなか災害が起きた時のことを想像する機会もないと思うので、ぜひみなさんも想像してみてください。ガスが止まる、電気が止まる、水が出ない。そんな環境でどうやって生きていきましょう。
デイリーストックアクションの沙織さんやオープンハウス様からも話がありましたが、都市圏で災害が起きた時、すぐに防災拠点に避難するのではなく、家が安全なようであれば家で避難生活をすることになります。
ちなみに代表・吉永が住んでいる横浜市も、在宅避難を推奨しており、自宅が安全な場合は、避難所ではなく自宅で避難生活を送ることを勧めているようです。詳細はこちら。東京都心では避難所が足りず75%が避難所難民化するというデータもあるようです。
この在宅避難の準備が各家庭できちんとできていれば、本当に必要な人に物資や救助をまわすことにでき、早い復興にもつながります。
何を家に備蓄しておくのか、各家庭で学んでおく必要がありそうです。この災害時の生活に耐える力を「耐災力」とオープンハウスグループが名づけて、啓蒙をされています。

おうちのセーフティーゾーンの話をしてくださいました。

イベント参加後、みなさまのご感想をうかがいました

ーパン作りに関するご感想やお子様の反応などお教えください。
・楽しそうに作業していました。防災のお話も興味を持って聞いていました。
・家で子供と作ってみたいなと感じました。楽しかったです!
・生地作りが楽しかったです!ソーセージへの巻き方を丁寧に教えてくださったので、実際に巻く時に迷いなく巻くことができました。
・簡単にパンが焼けて楽しかった。他のパンも作ってみたくなった。

>また、今回のパン作りの難易度についてお伺いしたところ、約7.5割の方が「とても簡単/簡単」と評価、「むずかしい」と答えた方はいらっしゃいませんでした
さらに、今回のパン作りを家でもやってみたいと思いますか?という質問には「とてもやってみたい/やってみたい」の回答が100%でした!うれしい!

ーデイリーストックアクションDSAのレクチャーを聞いて、ためになったことがあれば教えてください。

・家族の人数に合わせての備蓄量を知ること。
パウチの保存食は正直怪しいと思っていましたが、説明を聞いて納得しました。これからは活用してみたいと思います。
・レトルトや缶詰を主人が嫌がるので男性にも大切さ(安全性)を伝えてほしい
・日頃からレトルト食品の味を確認しておく必要を理解した。チキンとコーンの和え物が美味しかった。

>東京備蓄ナビで調べた結果、ご家庭での備蓄状況が足りている状況だったご家庭はなんと・・・ありませんでした。どの家庭も「やや足りない」または「まったく足りていない」という結果に。早速帰りがけにお子様とスーパーで買い足したよ、という方も少なくないのでは。

ーご自宅ですでに行っている耐震対策はありますか?

・揺れに強い机を設備している、8割の棚に扉をつけている、各階から外へ出られる。
・家具に耐震グッズを付けている。
・寝室に家具を置かない
・特にしてないので反省ばかりでした。

>お話の中であったアドバイスをすでに実践されている方もいらっしゃいましたが、さらなる対策の必要性に気づいた方も。今は意識的にセーフティーゾーンを作っていないけど、みなさん考えてみるとありそうとのこと。クイズで出てきた内容を参考に、我が家の場合はどこかな?と家族で相談してみるのもいいですね!

ー最後に、イベントへのご感想を教えてください。

・楽しいパン作りと、必要な防災のお話を組み合わせたイベントは、とても良かったです。
・災害が起きる前の事前準備の大切さを実感しました。避難時でもできるだけ子ども達のストレスがないように今回のレクチャーをふまえて考えたいと思います。
・パンと防災等2つの企画を合わせて開催してくれると、防災だけだと興味が持てない子供も耳を傾けてくれたので良かったです
・内容も充実してましたが、お土産は特に嬉しいです!家に持ち帰って再チャレンジできることも嬉しいです!
・本日はありがとうございました。大人も子供も大変ためになりました。自由研究にも使わせていただけそうです。

パン作りも、その他の備えも、さっそくお家で実践してみたいというお声が多く、皆様の意識の高まりを感じました。日頃から「耐災力」を鍛えておきたいですね!

今後の活動について 防災パンプラン

今後私たち3社がどのようにタッグを組んでいくかはまだ未定ですが、日々のパンとしては今後もこれまで通り「防災パン」を丁寧に全国の皆様にお伝えしていきます。

  • 災害が起きたときに「パンが焼ける」というお母さんの選択肢を増やして安心して欲しいこと
  • また年に数回フライパンでパンを焼くことで防災について見直す機会にして欲しいこと
  • もしもの時にみんなでパンを焼いて、みんなでホカホカのパンを食べて少しでも癒しの時間にしたり、周りの住民の方とコミュニケーションを取るきっかけにしてほしい

こんなことをご提案していきたいです。

ご興味をお持ちいただけましたら、個人の方は日々パン先生を検索して直接講師にご連絡を。自治体、団体様はこちらのプランをご検討ください。

夏休みの貴重な1日。ご参加の皆様、お越しくださりありがとうございました。

チームデイリーストックアクション、株式会社オープンハウス、チーム日々のパンでお届けしました!

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