コラム
兵庫県宝塚市小林聖心女子学院小学校にて親子パン教室を開催してきました!
2024/03/17
母校である小林聖心女子学院小学校にてパン教室を開催してきました
3月初旬に出身校である小林聖心女子学院小学校にてパン教室を開催してきました。
とてもよく晴れた日。午後、少し寒くて坂道では雪がちらついたようでしたが、とてもとても澄んだ気持ちの良い日でした。
昨年から準備をして楽しみにしていたこの日。
何組の方がお申し込みがあるかしら、なんて心配していたら担当の先生からのご連絡。「3時間で満席になって、キャンセル待ちの方もいらっしゃいます」とのこと。
ほっとして50組の準備をしました。
当日は2時間でこねて、発酵させて、形を作って、焼き上げて、ご試食するところまでご参加の皆様と行いたかったので、湯煎で生地を温めオーブンで焼成をしました。
しっかりした調理室があったので、とても助かりました。(日々のパンはトースターさえ持ち込めればどこでも講座開催が可能です!ぜひお声がけください。)
今回のパン教室は「聖心の丘であそぼう〜手作りパン教室」と題されており、
これから小学校を受験する幼稚園の親子さんが参加の大半で、2割ほどが在校生という内訳でした。
「小林聖心を魅力的に感じでもらえたらな」と思って、色々学生の時のことをお話ししながら2時間を楽しく過ごしました。
会場の後ろには担任だった先生、そして家庭科を見てくださっていた先生もいらっしゃって恥ずかしいような嬉しいような、参観日のような気持ちでした。
みなさん楽しくパン作りに取り組んでくれて、とても嬉しかったです。今後もこのような機会を増やしていきたいと思いました。
12年通った学舎
聖心の校門までは阪急小林駅から少し歩くと、坂道がずーっと続きます。
小学校に入学する際の面談で校長先生から「毎日元気に歩いて学校に来られますか?」と聞かれ、「はい!」と元気に返事をしたのを覚えています。
この坂道を小学校1年生から高校3年生までの12年間歩いて通いました。
自然いっぱいの道には大きなカエルがいたり、冬には氷柱ができたり。雨上がりに、木を蹴ってざ!っと水滴が落ちるのを楽しんだり。私たちは雨が落ちるのを知っているので傘を広げ、しっかり水滴を受けるのですが、知らない上級生の人たちはずぶ濡れ、怒られたりしたのも楽しかったです。(お転婆すぎて怒られるかもしれません、そして今の子はしないかもしれません。)
体育の授業ではマラソンで走ったりもしました。色々な思い出が詰まっているこの坂道。
小学生で歩けてるんだから、平気だろうと道具を詰め込んだスーツケースを引っ張って歩きましたが、なかなかハードでした。
それでも途中途中、「ここここ!好きなんだよねー」という光景が広がっていて校門まであっという間でした。
今でもつながっていて安心できる仲間
小林で12年間過ごしたと書きましたが、長い人はその後大学まであるので16年間を共にしました。16年ってすごい時間ですよね。
当時はさほど交流のなかった同級生、先輩、後輩とも、聖心の外に出ると「聖心」というだけで安心感があり、話ができるという不思議な感覚があります。そしてまた少し時間が経って再会してもすっと話ができる、とても大切な存在で大きな家族のような感じです。
横のつながり、縦のつながりを感じることこそが聖心生でよかったなと思う瞬間かもしれません。
私の場合は途切れずにずっとお世話になりっぱなしで、大学4年間の部活にも小林の先輩はいましたし、大学を卒業しても先輩にお世話になってきました。
書籍の2冊目の出版も聖心の先輩にご紹介いただいた経緯がありますし、子どもの勉強のことも隣の駅に住んでいる先輩に色々教えていただいたりしています。
今週だけで2回、聖心の同級生に会いました。嬉しいことは一緒に喜び、悩めばそばにいて話を聞いてくれる、そんな存在です。
今回のパン教室にも卒業生が娘さんとのご参加が何組もありました。
高校卒業ぶりのメンバーも和気藹々、です。そしてこの日手伝いに入ってくれた方も1つ下の後輩です。ご自身でもパン教室をされていましたが、おうちパンから活動を共にしてくれている方です。
そして不思議なんです。今住んでいるお家、中古で購入したんですが、前に住んでいた方が小林聖心の先輩であることがわかり、なんとなく安心感に包まれて住まわせていただいています。
節目節目で聖心スピリッツが
「聖心でよかったことってあるー?」なんて聞かれますが、たくさんあります。上記に書いたようにつながりが強いこと、これは何にも変えられません。
そして、考えてみると「振り返り」のクセがついていることも感謝しています。文才があるわけではないので、わかりづらいことを書いていることもあるかもしれませんが、比較的文章を書くことが好きです。これはきっと1年間に何度もある行事の後の「振り返り」の時間のおかげかと思っています。
一旦落ち着いて思い返す、自分の心の変化を書き留める、こんなことを12年間してきたんですよね。
当時はまたかー、めんどくさいなーなんて思っていたと思いますが、今となっては宝物となりました。
また、「人のために」ということに力が出るのも聖心の教育のおかげなのかもしれません。
何か社会が少しでも良くなるように、私なりの行動をと思って「日々のパン」をスタートしていますが、実はそんなことの根底には聖心スピリットが流れているのかもなぁと、今回パン教室をさせてもらうことになって思い返したりしていました。私なりの社会への価値発揮の仕方、見つけられたのかなと思っています。
同じ小林聖心で学ぶみなさんへ
12年間、こうした環境で学ばせてもらえたこと、関わってくださった先生方や同級生はもちろん、両親が選んで私に与えてくれたプレゼントだと大人になってやっとわかってきました。
訳がわからず小学校1年生で小林聖心に入学し、母に反発したこともありましたが、私も親になり子どもには「良い環境に身を置いてほしい」という想いをやっと理解できました。
たくさんの素敵なご縁をいただき、今、がんばれる自分でいられるのは本当に幸せなことです。
12年間、楽しんでください。ちょっとわがままに自分を出してやりたいことをやったてみたら、それがちょうど良いと思います。
また会えますように、楽しみにしています。
小林聖心では小学校受験を検討されている親子の皆様にオープンスクールや今回のような「聖心の丘であそぼう」の企画が定期的に開催されています。気になる方はぜひチェックしてください。
小林聖心のHPはこちらです→★
※小学校入学式の時・・もう35年以上前・・
おまけ
せっかく関西へ行ったので日々のパンの講師に声をかけてみました。
全国に280名いる日々のパンの講師。親子のコミュニケーションのきっかけにパン作りがなるといいなと活動しています。関西にもこんな元気なメンバーがいます。
幼稚園・保育園での出張パン教室、ぜひお声がけください。