コラム

【インタビュー】愛和太陽幼稚園 給食室主任 渡瀬美紗子先生 

2024/05/24

こんにちは。日々のパン吉永です。
今回は2023年12月末に日々のパンの出張パン教室を開催した愛和太陽幼稚園の給食室主任の渡瀬先生にお話を伺ってきました。

同幼稚園で11年間勤められている先生に愛和太陽幼稚園の食育活動について、そしてパン教室についてのご感想などお話いただきました。

こちらの幼稚園、我が子が3人通った幼稚園で、トータル10年大変お世話になりました。普段から優しく声をかけてくださる渡瀬先生は子どもたちにとって、とても近い存在で幼稚園に通わせている保護者としてとても安心でした。
同じ「食」を扱っている先生と一度ゆっくりお話をしたいと思っていたので、今回は改めて先生のお時間をいただくことができ私にとってとても貴重な時間となりました。
先生とわいわいお話してきました。その様子をレポートします。

コアラ組(延長保育)のおやつは手作り

吉永)先生、いつもありがとうございます。子どもが卒園して2ヶ月しか経ちませんが、なんだかとっても懐かしいですし、ワクワクしながら幼稚園にきました。
今日はよろしくお願いします。

渡瀬先生)はい、お待ちしていましたよー!!よろしくお願いします。

吉永)これまで子どもたちに多くの愛情を注いでくださり感謝しています。愛和太陽幼稚園ではコアラ組(延長保育)のおやつは手作りですし、年間スケジュールにもお芋掘りやお餅つきなど食に関わる行事がたくさんありますね。保護者としてとても安心です。私のパンレシピも使ってくださり、嬉しいです!何か意識されていることはありますか?

渡瀬先生)はい、11年前にこの幼稚園にきたときに、子どもを預けている同じ親として、コアラ組のおやつが市販のパンとお菓子だったのがとても気になって、どうしてもコアラ組のおやつを手作りにしたかったんです。手作りのおやつを提供することで、自宅に帰ってきたような安心感を子供たちに与えたいんですよね。
それから、物語メニューを考案しておやつで出しています。読み聞かせをしたあとに絵本に登場するおやつを提供することで子供たちの想像力を膨らませ、ワクワクする気持ちを持たせてあげたいという考えからです。
当時は給食室が私1人だったのでできることに限界がありましたが、今は2名体制になりかなり理想の形に近づいていると思います。吉永パンも人気ですよ!

確かに行事でも食に関わること、たくさんありますね。でもそれより普段の給食を大切にしたいと考えています。
子どもたちが食事の時間が好きになってくれたらいいな、と思っていてます。給食の先生を
作ってくれている人の顔を知り、コミュニケーションを取ることで、もっと食を身近に考えてくれるようになればいいと思うんです。
「私がこの給食を作っているのよー、どうだったー?」と子どもたちの様子を見て回っています。
また、苦手なものも一人で無理してしまうのではなく、担任と給食の先生にも相談しやすい環境を作り、みんなで一緒に頑張れる環境を整えてあげたいと思っています。
「苦手なものも食べられたよ!」と教えてくれるのもすごく嬉しいです。
おうちで幼稚園の出来事をお話するきっかけ作りにもなると考えています。

行事は良い形に進化させていく

吉永)確かに先生、お教室の中にいらっしゃるイメージがあります。在園中、「まちゃ(我が子)が今日ご飯お代わりしてくれましたよ」など、小さなことも教えてくださることがありましたよね。他の幼稚園の給食室の先生もそうされているんでしょうか?

渡瀬先生)あははは、私、好きなんです。子どもたちの顔を見ていたら楽しいですよ!
長くこの幼稚園に勤めていることもありますし、園長先生が私達職員を信じて、任せてくださることも自信を持って、子供たちと接することができています!
年間行事の中にはお芋掘りや、お餅つきなどがあります。園長先生の考え方がとても前向きで、その考えに賛同しながら形を作っています。
コロナをきっかけに無くなっていくイベントもあるけれど、止めるだけが方法ではなくて、その中でできることを探して子どもたちに伝えられることがあるといいね、と考えています。
続けて行った結果、良い形に進化しているものもあって、ここ数年はいろんな行事を見直す良い機会となりました。
その時は大変でも、長い目で見た時にやってよかったねって思えることを残していきたいと考えています。

吉永)素晴らしい環境ですね。お餅つきもお餅が食べられないからと、おはぎにしたり、あられにしたり子どもたちに多くの経験をさせてあげたいという気持ちが保護者にも伝わってきました。ありがとうございました。

日々のパンの出張教室を開催して

吉永)日々のパンの出張パン教室の開催もありがとうございました!実際に開催はいかがでしたか?

渡瀬先生)はい、園長もコアラ組の先生も「やらせてあげたいね!」ととても前向きに検討を進めてきました。事務的なやりとりもストレスがなかったです。
当日の子どもたちのキラキラした目も良かったですね。

吉永)はい!みんなとっても積極的に参加してくれて嬉しかったです。こだわって形を作ってくれる子もいましたね。私がデモをすると前のめりになりすぎて、「後ろに下がって」という先生の声がけがあるくらいでしたね。
一緒に入ってくれた講師(同じ幼稚園のママでもあります)は参加の方から開催後、たくさん声をかけてもらったみたいです。
私も「家で焼いたよ!」と写真を見せてもらったり、「お父さんがチョコレートが好きだからチョコパンを焼いてあげてる」と嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。

渡瀬先生)とっても良いエピソードですね!家でなかなかパン作りは挑戦させてあげられないと思うので、とても良い機会ですよね。
私たち職員も幼稚園でパン作りをさせてあげたくてもどうしたら可能なのか、方法がわからなかったのでとても勉強になりました。白玉団子を作ったり、パフェなどにトッピングしたりして楽しんだこともあるのですが、パン作りも楽しいですね!
パンって難しくて、手作りしたくても遠い存在のものという印象が強いですが、日々のパンは簡単に作れるのでいいですよね。
「つみきパン」というメニューもすごく良かったです!子どもたちもイメージしやすかったので、また子供の柔軟な発想を感じることができました。

自分で作ることの喜びを体感させてあげることができてすごく良かったです!
これはぜひお母様方にも知ってもらいたいので、「親子教室」実現したいですね。

吉永)ありがとうございます!毎年開催できればとても嬉しいです。何より、私もこの幼稚園が好きなのでまた立ち寄らせてください。今日は貴重なお話をありがとうございました。

ニコニコいつも明るい先生は幼稚園のお母さんみたいな存在です。「子どもが好きだから幼稚園の給食室にいます!迷いはないです」とおっしゃる先生、これからも新しく入園する子どもたちを大喜びでお世話している様子が容易に想像できます。今回は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

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