コラム

パン作りをお袋の味に。料理が苦手な方にオススメしたい!

2022/12/13

こんにちは。吉永麻衣子です。レシピを世の中に出し始めた頃からずっとずっと思っている、パン作りを家庭料理に。もちろん手軽って意味もありますが、お袋の味になっていったら素敵だなと思うんです。お袋の味って、名前のない料理が多いじゃないですか。そんな親子や家族だから知ってる思い出のパン、温かいなーと思うんです。

毎日食べるものだから家で作れたらいいな!

ご飯を炊くようにパンが焼けるようになったらいいなーと思っています。先日イベントを開催したのですがその際に「先生のパン作りに出会って人生が変わりました!ありがとうございます。」とおっしゃってくださった方がいらっしゃいました。大袈裟なー!とも思うのですが、でも実際にそうなのかもしれないな、とも思うようになりました。これまで買うしか手段がなかったものが、家で簡単に、さらにおいしく作る事ができるなんて、ちょっと人生変わりますよね!

その方は娘さんにお子さんが産まれておばあちゃんでいらっしゃるそう。娘さんに「パン食べたいから焼いておいてね!」と言われるのが嬉しいんだとか。その気持ち、とってもよくわかります。私も子どもが大きくなっても胃袋だけはつかんでおきたい。「おかんのパン食べたくなったからちょっと帰るわー」なんてことがあったらガッツポーズですね!

私は料理も好きなので、あれやこれや作りますが、私のパン作りをしてくださる方の中には「料理が苦手!」という方が結構多いです。私なんかがパンを焼いている!と嬉しそう。料理とパン作りは別事ものみたいです。だから料理が苦手な方にこそチャレンジしてほしい。パンが皆様のお子様にとってのお袋の味、家庭料理になると嬉しいです。

いつも冷蔵庫にパン生地を。「作りおきパン」。

料理が苦手、忙しくてパンくらい買わせて!という方にお勧めしたいのが「作りおきパン」というパンの作り方。レシピはこちらに色々あります。

  • 発酵は冷蔵庫にお任せ
  • 洗い物が少ない
  • 冷蔵庫で生地を保存可能
  • オーブンではなくトースター、フライパン、魚焼きグリルで焼ける

など、お勧めしたいポイントはたくさんあります!

パン屋さんに行くと、いろいろなパンがありますね。最終的にいろいろなパンが作れるようになりますよ!でも、まずはひとつを極めてみましょう!といっても、同じパンばかりでは飽きますね。ですので、生地はそのままで具材をいろいろ変えてみます。

ベースはドデカフォカッチャの生地がおすすめです。そこに具は何を入れるのか?チョコ、ウィンナー、コーン、レーズン、チーズなどなど、なんでも入れられますよ。その日の気分で、家族のことを思いながら、いろいろな具を入れてみましょう。

私は冷蔵庫掃除をしたいとき、ちょっとずつ残った具をパン生地に入れて焼きます。ハムコーンなんて、子どもは大好きだし、そこに残ってしまった1本のソーセージがあれば細かく切って入れてしまいます。具は生地に入れるか上にトッピングをして焼くことができます。それだけで同じ材料でも2通りですね!

あまりいろいろ考えず入れたいものを入れてみます。火が通ればOKです。お味噌汁を作るのに計量しない、わざわざ●●の味噌汁を作ろう!と思わずに冷蔵庫と相談して作るのと同じことです。気軽に楽しんでください。家庭料理ですから

材料は、いいものをたーくさん使おう!

せっかくだから材料は贅沢に!最初は安い粉で練習してもいいけれど、最終的にはおいしい粉においしい材料をたーくさん入れて家族の大好きなパンを焼きましょう

昨日、私は外で牡蠣のポテトグラタンをたべました。あっつあつでおいしかったけれど、1300円で牡蠣が3つ。「おうちだったら、倍は食べられるかな!」なんて思いながらたべました。(貧乏くさい)

家庭料理の醍醐味ですよね! 家族の好きなものを贅沢にもりもり入れて食べる!

そして、たまには自分が食べたいパンを焼きましょう。自分のためのパン。家族のために、家族のためにって、家族も迷惑かもしれないので(笑)、自分のためにも焼きましょう。私はベーグル、レーズンやドライフルーツとナッツがギュッと入ったようなパンなど、自分のために焼きます。

パンを焼くのも楽しいし、食べるのも嬉しい。そのくらいの主婦の楽しみがあってもいいと思いませんか? 自分も楽しく、家族も楽しく、おうちパン生活、続けてほしいと思います! 家庭料理だからそれぞれの家庭で味があって、パンがあって、それがとってもシアワセなことだと思います。次世代につながっていくといいなという思いを込めて焼いています。

家族においしくないと言われても開き直ろう!作っている姿、香りで十分!

家族においしくないといわれても、気にしません。だってパン焼きのプロじゃないんだから失敗だってありますよ(私は一応プロですが笑)好き嫌いは好みだから、お母さんはおいしいと思うんだけど~って開き直りましょう。仮に朝ごはんのためのパンが膨らまず食べられないものが出来上がってしまっときのためにお餅を常備!我が家の子どもたちはきなこ餅が大好き。

膨らまなかったパンはイーストを入れ忘れています。これはもうリカバリーの方法はないので残念ながらバイバイですが、イーストと塩さえ入っていれば焼けばパンになります。だから失敗なんてほとんどありません。大丈夫!

そして何が良いって、家族で分け合って食べたパンの味もシアワセだけれど、お母さんが家族のために買えば済むパンを手作りで焼いてくれたこと、お母さんの後ろ姿、焼きあがる香り、おいしくないな~!って笑って食べたこと、すべての経験が愛情表現です。家族はしっかり受け止めてくれると思います。

パン屋さんのパンも買おう!

パンが焼けるようになると、まじめな方ほどパン屋さんやスーパーでパンを買わなくなります。「子どもに手作りで作ってあげないと!」とおっしゃいます。でも無理してパン焼きをするほどつらいことはありません。忙しい時はパンを買いましょう!

外で買ってきたパン、見た目は美しくおいしいです。でもそのおいしさは、手作りパンのおいしさと違います。おいしさって何種類もありますね。だからいいんです、買ってきたパン、お母さんが焼いたパン、どちらも楽しみましょう!

子どもにパン屋さんでパンを買う経験をさせることも大切なことだと思います。私はほとんど子どもとパンを買いに行きません。自分がパンを焼くからという理由も多いいですが、何より子連れパン屋って大変。子どもがトングとトレーを持って、「これもあれも~!」とパンをむぎゅっとするのを大声で止めながらのお買い物。

ですが、それも大切な経験だなと子どもたちを見ていて思います。パン屋さんで自分の食べたいパンを選ぶときの嬉しそうな子どもたちの顔! 心に余裕があるとき、パン屋さんへ行きます。外食と家庭料理、うまく使い分けられるとなんだかいいですよね。

何年後か子どもたちが巣立って、実家に帰ってきてくれたときにお母さんのパンが食べたいなんて言われたら嬉しいなーと思っています。

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